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Bandmixrの中であなたのstemsに何が起きているか

Bandmixrの中であなたのstemsに何が起きているか

stemsをアップロードします。磨かれたミックスが返ってきます。ではそのあいだに実際、何が起きているのでしょうか。この記事ではエンジンを開いて、処理の連なりを一段ずつ説明します。

まず解析から

何かを処理する前に、すべてのstemが個別に解析されます。単なる音量の確認ではありません。システムは次を測定します。

  • ラウドネス(ピーク、RMS、LUFS)で、各トラックが実際どれくらいの大きさなのかを把握する
  • 周波数成分(スペクトル重心、ロールオフ、平坦度)で、各楽器がスペクトルのどの部分を占めているかを把握する
  • ダイナミックレンジとクレストファクターで、その録音がどれだけ圧縮されているか、あるいはダイナミックかを見積もる
  • 位相相関で、モノラル互換の問題を捕まえる
  • ノイズフロアで、背景のヒスやハムを検出する
  • クリッピングで、歪みを特定して分類する(なし、軽度、重度)

信号の解析に加えて、2度目のパスが音楽的な情報を取り出します。BPM、ビートの位置、推定されたキー、そしてそのオーディオが打楽器寄りか和音寄りか。これらのデータがミックスの判断に流れ込みます。

判断エンジン

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これがBandmixrの中核です。stemごとに処理の計画を組み立てる、多層のシステムです。

第1層:楽器ごとの既定値。 楽器の種類ごと(Kick、Snare、ボーカル、エレキギターなど)に、EQ、コンプレッション、Panning、リバーブ、ゲインの基準となる設定があります。バスドラムには低域の強調とタイトなコンプレッションが与えられます。リードボーカルには存在感の持ち上げとほどよいコンプレッションが与えられます。これらは出発点であって、最終的な値ではありません。

第2層:ジャンルによる調整。 あなたが選んだジャンルが、その既定値をずらします。ロックのミックスならギターの中域を押し出し、ドラムのバスを引き締めます。アコースティックのミックスならダイナミクスを守り、ルームリバーブを多めに加えます。エレクトロニックのミックスならサブベースを強調し、より強いコンプレッションをかけます。Bandmixrは現在13のジャンルプロファイルに対応しています。

第3層:信号の補正。 ここで第1段階の解析データが効いてきます。stemのダイナミックレンジが狭ければ、コンプレッションは控えめになります。スペクトルの形がその楽器の種類として異常なら、EQが適応します。DCオフセットがあれば取り除かれます。位相の問題は修正対象として印が付けられます。

第4層:音楽的な調整。 BPMのデータが、コンプレッサーのアタックとリリースの時間を曲と一緒に呼吸するよう調整します。キーの検出は、和音の内容とぶつかる周波数を持ち上げないよう、EQの判断に情報を与えます。

第5層:文脈の把握。 エンジンは個々のstemだけでなく、アレンジ全体を見ます。2つの楽器が同じ周波数帯で競合していれば、片方が削られます。理にかなう場所ではサイドチェインコンプレッションが適用されます(たとえばKickがベースをダッキングする場合)。Panningは、ミックスにほかに何があるかを踏まえて、楽器をステレオの場に配置します。

第6層:あなたの微調整。 あなたが加えたフェーダー、ミュート、パンの調整は、自動の判断を上書きします。システムはあなたの選択を尊重します。

処理

計画ができあがると、処理は専用のオーディオエンジンを通して行われます。各stemは割り当てられたチェーンを通ります。必要なら修復、そしてEQ、コンプレッション、サチュレーション、Panning、リバーブのセンド。すべてのstemsがステレオバスにミックスされ、そのバスが自前のマスターチェーン(EQ、コンプレッション、リミッティング)を受け取ります。

品質チェック

出力は自動的に検証されます。システムはクリッピング、過大な音圧、位相の問題、ノイズを確認します。おかしなところがあれば、その問題に印を付けます。

結果

ミックスされたステレオファイルが、WAV、FLAC、MP3で手に入ります。マスタリングを選んでいた場合は、2度目のパスがラウドネスの正規化と最終的なEQの整形を、選んだ目標(streaming、standard、loud)に向けて適用します。